ケアマネの幅を拡げる資格

ケアマネの仕事は元々女性に向いた仕事だが、キャリアアップを図っていく上ではどのような資格を取得すると良いのであろうか。資格といってもいろいろなものがあるが、ケアマネのキャリアアップに向いた資格はやはり福祉関係や介護関係、医療関係の資格が中心となる。この仕事の主な業務の一つとなる相談業務の能力をさらに向上させたいのであれば在宅や介護現場、生活相談に関する知識や技術が向上できる社会福祉士が適している。また行政福祉に関する相談業務に従事できる社会福祉主事の資格や、メンタルケア面での知識を取得できる心理カウンセラーの資格なども良いだろう。

要介護者の住宅環境や福祉用具面でのアドバイス業務の向上に適している資格としては、高齢者の住環境面での建築・医療・福祉に関する知識を深めることができる福祉住環境コーディネーターの資格を取得すると良い。他にも障害を持った方向けの住宅改修や福祉用具に関する知識を得られる福祉用具専門相談員の資格もある。認知症に関する知識を深めたいのであれば更新制の資格ではあるが専門知識を深められる認知症ケア専門士の資格や、1級から3級までのランクがあり、アクティビティ・ケアに関する知識まで学べる認知症ライフパートナーなどの資格を取得すると良いだろう。これらの資格の中から選択する際は自分の仕事現場での必要性や今後のキャリアパスでの見通しなどを考慮した上で選択する必要があるだろう。